そのひと言が



 

 

先日、年に1度の乳がんの定期検査へ

 

受付を済ませ、上半身だけ検査着に着替え

指示された通りエレベーターで2階にあがり

まずはマンモグラフィから

 

はじめてこの病院にかかった時とは

経営母体も、部屋の配置も変わっていて

当時のスタッフも見かけない

 

前はここは入院スペースだったなと

キョロキョロしながら

案内されて、撮影室へ

 

ロッカーのカギと

時間つぶしに持ってきていた本を

荷物カゴにいれる

 

たまたま表紙が上になっていた本を見て

女性の検査技師さんが

 

「それ私も読みました。持ってます。」

 

なんかそれだけで嬉しくなり

リラックスして検査を受けられた

痛みも気持ちマシだった

 

次は、エコー

来た時と同じエレベーターで1階に戻り

待合室へ

 

番号で呼ばれ

撮影室で検査着を脱いで

指示通り横になる

 

「手術したの左側ですよね。分からないぐらいきれいですね」

 

「そうなんです。先生がきれいにしてくださったので。もうおられないですけど。」

 

「元気に活躍されてますよ」

 

そう聞いて、最初の主治医の

髪の毛はないけどツヤのある頭と

ニコニコ笑顔を思い出した

 

エコーもあまり痛くなかった

 

最後に診察

 

こちらの都合で予約を変更したので

いつもとは違う初めての医師

 

「お願いします」

 

「こんにちは。特に画像でも気になるところはないですよ。」

 

「ありがとうございます、よかったです。」

 

「お若いときになられたんですね。」

 

「ええと、いくつのときでしたか。」

 

「35歳です。しょうがないですね...年に1回また検査にきてください」

 

「ありがとうございます」

 

診察室を出てから

「しょうがない...何がしょうがない?」

 

「若くでなってしまったのは、しょうがない?」

 

「若くでなったから、年に1回の検査にくる回数が多いからしょうがない?」

 

何がしょうがない?

 

医師は、私が罹患して年数が経ち

状態が落ち着いているから、気が緩んでいたのか

自分の受け持ちではないから気持ちが入っていなかったのか

 

それでも、しょうがないって

ふさわしくない言葉に感じた

 

そのひと言が

相手の心を和ませたり、傷つけたりする

 

私の仕事もそう

 

検査結果は異常なし

また、もう1年安心をもらった

今週もみなさんにとって

よい一週間となりますように

 

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2026年04月20日