起きている事実だけに目をむける

今日は くもり気味の朝ですね

予報では 少し雨が降りそうです

 

さてさて今日は

「起きている事実だけに目をむける」という

お話です

 

私もよくそうなりましたし

今でも 気を抜くと ついなっちゃうんですけど

 

目の前に悩みや困りごとが起こると

ぐるぐる そればかり考えて

 

考えているうちに

不安やおそれなどの感情が 

どんどん絡みついて

 

ふくれあがってしまうことって

ありませんか

 

生活の全部が「悩み」の大きい幕におおわれてしまって

いつも 気持ちがどよ~んとして

心の中には その悩みがいる

 

日が経てば経つほど

存在感をまして

いるのがふつうになってくる

 

そんなときは ちょっと視点を変えてみませんか

 

どうするかと言うと

「悩み」にまとわりついた「感情」を

まずは 切り分けましょう

 

たとえるなら

「悩み」は 1本の木

幹の周りにはえたコケや絡まったツタが

「感情」

 

いちど そのコケやツタをはがしてみましょう

すると「木」だけが残ります

 

その木に目を向ける

「起きている事実だけに目をむける」って

そんなイメージです

 

悩みって実は 

起こっている事実に

「感情」が乗っかって起こります

 

「事実」はあくまで「事実」

 

そこが ごっちゃになっていると

こんがらがってしまって

 

自分がどうしたいのか

どうなれば嬉しいのかも

分からなくなります

 

まずは「事実」だけに目をむけて

「状況」を整理しましょう

 

ひとりでやるのがむずかしければ

友だちにお願いして

話を聞いてもらうだけでもOKです

 

「起きている事実」が分かったら

つぎに 自分の感情に目をむけましょう

 

今 どんな気持ちになっているのか

 

つらい

かなしい

せつない

いたたまれない

さみしい

くるしい

無力感

虚無感...

 

それをよい方向に持っていくために

どんなことが できそうか

 

それをやるのが こわく感じるなら

どんなこわいことが 起きる気がしているのか

 

もし それが起きたら どんな風に困るのか

どんな嫌な思いをしそうなのか

 

ひとつひとつ 向き合ってみてください

 

日常の延長だと気持ちを切り替えるのが

むずかしいかもしれないので

 

ふだん あまり行かないカフェとか

日常の風景からはなれるのがおススメです

 

そのほうが 自分の気持ちを客観的に見られて

リラックスして 素のじぶんと向き合えます

 

私も 先日 もやもやすることがあり

ひとりでカフェに出かけてきました

 

相手のあることなので コントロールすることはできず

「ああなったらどうしよう」

「こんなことが起きたらどうしよう」と

不安がムクムク出てきていました

 

でも 心のなかにある不安をノートに書いて

出しつくすと なんだかいったん落ち着いて

 

もし本当にそうなったら 誰かに相談しよう

力を貸してもらえないか お願いしてみよう

とか

むしろ その状況でこんな工夫ができれば

なんとかなるかもしれないな

とか 色んなアイデアが湧いてきました

 

悩んでいると

どうしても 視野が狭くなります

じぶんでは それに気付くエネルギーも

なくなりがちです

 

なのでそういうときは 友だちや知りあいに話したり

お近くの保健センターやいろんな機関に

相談してみてください

 

あなたの話に耳をかたむけてくれるひとは

必ずいます

 

あなたの悩みや人生を一緒に考えてくれるひとは

必ずいます

 

必ずです

 

悩みは

あなたのすべてでは ありません

 

いいことばかりではないですが

じぶんなりに それなりに生きていれば

もうそれで じゅうぶんです

ときには 淡々とね

 

今日もあなたが生きていてくれて

私はうれしいです

 

また書きますね

 

2024年05月16日