責めるのは、やりたいことや、やった方がいいことができないとき。
いったん落ち着いて考えてみると、今、対応できないことはできないんだから、できないことを責めてもつらくなるだけ。いいことはひとつもない。
じゃあどうすればいいかと言うと、
1.できることを考えて、やる。
2.それがじぶんだとあきらめる。
3.やり方や別の方法、練習をすればできるようになるなら、やってみる。
4.「3」をやってみようという気にならずや嫌なら、できないものはできないとあきらめる。責めて動けなくなるよりまし。
「そんなんできたら最初から困ってない。」と思ったひともいるかもしれません。そんなひとは自分を責めるときに、「どんな嫌なことが起こりそう」と思っているのかいったん考えてみる。
怒られそう
評価がさがりそう
冷たくされそう
見放されそう
見捨てられそう
そのコミュニティにいられなくなりそう
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責めることによって無意識に「これでもせいいっぱいがんばっているんです。できていないことを自分でわかっているので、これ以上、私をおこらないでほしい」と遠回しにお願いしている場合がある。
もうこれ以上怒られたくない。傷つきたくない。この場にいさせてほしい。安心していられる場所を求めている。
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これからは、自分を責める代わりにきもちを整理してみましょう。
できないままだと、どんなこわいことが起こりそうなのか。どんな嫌な目に合いそうなのか。だれに怒られそうなのか。だれが離れていきそうでこわいのか。
もしひとりになったら、どんなことが不安なのか。不安を少なくする方法は何があるか。
子どものころなら対処できなかったことも、おとなになった今ならできることは想像以上に増えています。公的機関や社会資源の力を借りることもできる。申し訳なく思うなら、余裕ができた時に恩送りをすればいい。道のゴミをひとつ拾うだけでもいい。
自分を責めて苦しくなったら、ビンのふたをしめる手のちからをいったんゆるめましょう。それ逆ですよ。
今日まで生きてきたあなたならだいじょうぶ。あなたは自分が思っている以上にいい意味でしぶといですから。
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今日から7月ですね。道沿いの家の庭にヒマワリが咲いていました。どこからかセミの鳴き声も。今年も夏がはじまりました。
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