ズレを楽しもう

道を渡ろうとしたら青信号が点滅していて

ちょっとのタイミングで渡れなかったり

 

赤信号ばっかりで

微妙にイライラすることありませんか

 

育児をしていると

こっちは早く帰りたいのに

子どもが思ったように動いてくれずイライラしたり

私は よくあります

 

そんなとき

とあるエッセイを読んで

それを思い出してやってみると

 

思い通りにいかないときも

反対に ちょっと楽しみな気持ちになる

ことが多くなりました

全部ではないですけど

 

今日は それをご紹介します

 

誰が書いたエッセイか忘れてしまったのですが

その方が外国の道を歩いていて

信号を渡ろうとしたら赤になったそうです

 

田舎で右からも左からも車がくる気配がないし

渡ってしまおうかな、と思って横をみると

鼻歌を歌いながら 渡らずにいる男性がいたそうです

 

その人に

「赤だけど車も来ていないのに なぜ 渡らないの?」

と聞いてみると

その人はこう言ったそうです

 

「ズレを楽しんでいるんだよ」

 

どういうことかと言うと

信号を渡らないことによって

目的地に到着する時間が変わります

数分かもしれません

 

でもその数分の違いで

偶然 久しぶりの人に会えたり

何かいいことや

思わぬ面白い出来事に遭遇するかもしれない

だから ズレを楽しんでるんだよ と

 

なんか いいな!と思いました

 

私もそう思って過ごしてみると

車を運転していて赤信号が続いても

「このズレでどんないいことが起きるのかな」って

楽しみになりました

 

もちろん めちゃめちゃ急いでるときは

思えませんが

 

思い通りに物事が進まないと

イライラして 自分を責めたり誰かを責めたり

八つ当たりしてしまうことがあります

でも「ズレを楽しもう」と思ったら 真逆で

ちょっと 楽しい気持ちになります

 

もうひとつ 他の本で読んだのですが

(脳科学者の 中野信子さんの本だったと思います)

人間は 起こったことには注目するけど

起こらなかったことについては 考えられない

ということ

 

もし あのとき自分があそこにいたら

災害や事故にあっていた可能性があった

 

もし あの時間にあのお店に行ったら

会いたくない人に会っていた

というようなことです

 

それって 普段考えないし気付きようがないですよね

 

もしかしたら少しのズレが

結果的に自分を守ってくれたのかもしれない

ということです

 

そう思うとズレに

感謝したくなりませんか

 

あくまで 余裕のあるときに

限られますが

 

今日も朝からズレが生じてますが

このズレが どんな面白いことにつながるのか

今日一日楽しみに過ごしてみたいと思います

 

みなさんにも

いいズレが起こりますように

 

 

2023年11月09日